トレンドマイクロ社のインターネット脅威レポートによれば、USBメモリなどの「リムーバブルメディア」を介して感染を拡大する「Autorun(オートラン)」と呼ばれるウイルスの被害が拡大しているそうです。
Autorunとは、もともとリムーバブルメディアのルートディレクトリ(最上位ディレクトリ)に存在する「Autorun.inf」という名前の設定ファイル(隠しファイルなので通常は見えない)の名前からきているもの(だと私は思っています)です。
例えば、DVDビデオディスクをドライブに挿入したときに以下のような画面が出てきたことはないですか?
これがAutorun(Windows上では「自動再生」と表現されています)です。この機能を悪用して、ウイルスは感染を広げているわけです。
感染を防ぐには、もちろんクライアント(パソコン)のウイルス対策をすることも大事ですが、この「自動再生」の機能を無効にする方法があります。
他人のUSBメモリを借りる場合や、自分のUSBメモリを他人のパソコンで使う場合など、あらゆる場合での感染が考えられますので、厳重に注意してください。